「なんとなく気圧が下がると頭痛になる気がする」「生理前に頭痛が来やすいかもしれない」——こうした感覚を「確信」に変えるのが、頭痛日記の力です。世界中の頭痛専門医が患者に最初に勧めるのが頭痛日記であり、記録を続けることで頭痛の治療・予防の効果が大きく変わることが研究で示されています。
頭痛日記をつけると何が変わるのか
自分のトリガーが分かる
頭痛は単一の原因で起きることはまれで、複数のトリガーが重なって発症することがほとんどです。「睡眠不足」単独では起きないのに、「睡眠不足+気圧低下」が重なると必ず頭痛になる——こうした個人パターンは、記録なしには気づきにくいものです。
30件以上の記録が蓄積されると、気圧・睡眠・ストレス・食事・生理周期などのどの要因が最も頭痛と関連しているかが統計的に見えてきます。
医師への説明が劇的に変わる
「先月は何回頭痛がありましたか?」「どんな状況の時に多いですか?」——診察室でこう聞かれて、正確に答えられる人はほとんどいません。頭痛日記があれば「先月は8回、気圧が低い日に集中していました」と具体的に伝えられ、医師がより適切な診断・治療を行えます。

薬の使用量を客観的に把握できる
薬物乱用頭痛のリスクは「知らぬ間に月10日以上飲んでいた」ことで生じます。服薬の記録をつけることで、飲みすぎに早期に気づき対処できます。
治療効果を測定できる
「この予防薬を飲み始めてから頭痛が減った気がするけど、気のせいかも」——記録があれば、治療前後で頭痛日数・強度を比較して治療効果を客観的に評価できます。
記録すべき項目
頭痛日記に最低限記録したい項目は以下の通りです。
頭痛について
- ・発症日時・持続時間
- ・痛みの強さ(0〜10)
- ・痛みの部位・タイプ
- ・随伴症状(吐き気・光過敏など)
考えられるトリガー
- ・睡眠時間
- ・ストレスレベル
- ・飲食(飲酒・カフェイン)
- ・生理周期(女性)
気象・環境
- ・天気・気圧の変化
- ・気温・湿度
- ・日照時間
対処・服薬
- ・飲んだ薬の名前と量
- ・飲んだタイミング
- ・効果があったか
頭痛がない日も記録する
頭痛日記の重要なポイントは「頭痛がない日も記録する」ことです。「この日は頭痛がなかった。睡眠は7時間、天気は晴れ、ストレス低め」——この"ゼロ記録"があってこそ、頭痛がある日との差が分析できます。
「頭痛がひどいときだけ記録する」というやり方では、「頭痛のない日に何が違ったか」が見えず、予防につながりません。

記録を続けるためのコツ
- 毎日同じ時間に記録する:就寝前1〜2分を習慣にする
- ハードルを下げる:完璧に書こうとせず、主要項目だけでもOK
- アプリを使う:紙の日記より継続率が高く、気象データを自動取得できるアプリが便利
- 10件たまったら振り返る:記録数が増えるほど分析の精度が上がるため、まず10件を目標に
まとめ
頭痛日記は単なるメモではなく、「自分専用の頭痛対策」を構築するためのデータ基盤です。記録が10件を超えると傾向が見え始め、30件を超えると個人特有のトリガーランキングが浮かび上がってきます。HareLogは気象データを自動付加し、記録の手間を最小限にしながら分析の精度を最大化するよう設計されています。今日からの記録が、半年後の「頭痛に悩まない毎日」につながります。